「高校駅伝を見たい！」と言う理由で、母さんと友達のりっちゃんが京都に来ました。

母は朝の9時過ぎにギャルの履くようなボア付きブーツとコロコロの付いたカバンで玄関前に立っていました。

カバンの中からは米が入った2リットルのペットボトル2つと、歯が白くなるハミガキ粉が20個ぐらい、韓国語で書いたパッケージのパンツにつけるカイロの様なパッド2箱、いつも何故か買い物に出ると途中で必ず買う菓子パンが入っていました。

それを全て私の部屋で出して置いていきました。

何かもう母さんにはイロイロツッコミたい所だらけですが、キリがありません！

とにかく母さんとりっちゃんが私の部屋に入ると、朝から散々喋るわ物を広げるわで、近所迷惑ではないかしら、またブレーカーが落ちるんちゃうか、とヒヤヒヤしました。
とにかく寒いから全身ヒートテックで来たらしく、「これ、パッチから靴下からヒートテック、ヒートテッカーやで。あんたも買い。」とりっちゃんに言いながら、ズボンを脱いで見せていました。

私は余り喋るタイミングもなく「はぁ。」と言うだけでした。

～つづく～

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