星稜対智弁和歌山の熱戦があった日、私は和歌山に居た。
母は3兄妹の末っ子で、アル中で荒くれ者だった真ん中の兄が4年前に亡くなり、1番上の兄は消息不明になっていた。
上の叔父には娘が3人いて、奥さんは33年前に亡くなってしまい、私が最後に会った時にはタイ人の彼女がいた。
母は兄の娘、つまり姪っ子と連絡を取っていたのだが、10年前に姪が離婚したのを機に連絡がつかなくなってしまっていた。
聞いていた携帯にも通じず、いつか探しに行ってみないと、とずっと思っていたらしい。
長年会ってなくても、連絡がつく親族は沢山いるが、実の兄が今何処にいるのか、生きてるのか死んでしまったのか分からないのは気がかりだったと思う。
真ん中の兄が亡くなった事も伝えられていないのもあり、一念発起して母、亡くなった叔父の奥さん、私で、昔聞いた姪の住所を訪ねて見ることになった。
(小説風に書いてみました。つづく〜)
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